Android の特定機種では、Android のシステム UI が Unity のフレームバッファ上のアルファチャンネルを拾う形で重ね合わせ描画を行うことがあるようです。この影響により、画面上の一部の要素が欠けたり、半透明で塗り潰されたりすることがあります。
この現象を確認するには、空のプロジェクト(2Dタイプ)をビルドし、実機上で動作させます。通常は青い画面が表示されることになりますが、この現象が発生する機種では、真っ黒な画面が表示されることになります。また、開発者オプションを開いて「HW オーバーレイを無効にする」のチェックボックスをオンにすると、この現象は起こらなくなります。
この現象を回避するには、フレームバッファのアルファチャンネルを 1.0 でクリアする必要があります。実装の方法としては、アルファだけをクリアするイメージエフェクトを組む、アルファだけを更新するシェーダーを使って画面全体を覆う Quad を描く、などが考えられます。
今のところ ARROWS A 101F においてこの現象が発生したという報告を受けています(同機種の全ての端末において再現するかどうかは分かりません)。
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